ア行

アクティブ・ファンド

運用会社が独自の見通しや投資判断に基づいて、ベンチマーク以上の収益を目指すファンドのことです。

アセット・アロケーション

国内外の株式や債券、短期金融商品など様々な資産にどのような配分で投資するのかを決めることをいいます。通常は、投資環境や投資対象の分析を行った上で、投資信託の投資目的等をもとに資産配分比率を決定します。

アナリスト

経済・産業動向や企業の調査、分析を行い、情報提供や投資助言サービスを提供する専門家のことをいいます。

委託会社(いたくがいしゃ)

投資信託を設定・運用する会社のことで、投資信託委託会社(運用会社)ともいいます。投資信託の開発、投資信託財産の運用指図、投資判断などを行い、投資信託説明書(目論見書)および運用報告書等を作成します。

インカム・ゲイン

利息や配当等による収入。例えば債券の利子、株式の配当金、ファンドの収益分配金などをいいます。

インデックス・ファンド、パッシブ・ファンド

日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)など株価や債券の指数(インデックス)を、ベンチマークとし、ファンドの基準価額がベンチマークに連動するような運用を目指すファンドのこと。

インフレ、インフレーション

物価が上がり続ける現象のこと。インフレが続くとお金の実質的価値が下がっていく可能性があります。

ETF

Exchange Traded Fund」の略で、取引所に上場され、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)など株価指数に連動する運用成果を目指す投資信託です。

運用会社(うんようがいしゃ)

ファンドの設定・運用を行う会社のこと。

運用会社はファンドの内容を決定し、受託会社(信託銀行)に対して運用の指図を出します。

ファンドの募集に際し、投資信託説明書(目論見書)を作成するほか、運用期間中には、受益者向けに運用報告書の作成、基準価額の計算などを行います。

運用報告書(うんようほうこくしょ)

運用会社が決算期毎に作成するもので、基準価額や収益分配金をはじめ、運用の経過・実績等を確認できます。

カ行

株式(かぶしき)

企業が資本となるお金を集めるときに発行する証券のことです。一般的に企業の業績や財務内容、景気や需給によって、価格が大きく変動します。これらの要因で株価が上昇している場合、売却により値上がり益を得ることができます。ただし、景気や需給が悪化し、株式市場全体が値下がり傾向にある場合や、投資した企業の業績が悪化した場合には株価は下落し投資元本を割り込むことがあります。

株式投資信託(かぶしきとうししんたく)

投資信託約款上、株式の組入れが可能な投資信託のことをいいます。実際には株式を組入れていなくても投資信託約款上に規定されているものであれば、株式投資信託に分類されます。

為替ヘッジ(かわせへっじ)

通貨の先物取引やオプション取引を利用して、為替変動リスクを軽減することを目的とすること。為替ヘッジをした場合、円高になったときの為替差損を軽減することができますが、円安になったときの為替差益は得にくくなります。

基準価額(きじゅんかがく)

ファンドに組み入れている株式や公社債などを時価で評価し、そこからファンドの運用に必要な費用などを差し引いて算出された1口または1万口当たりの価格です。基準価額は運用資産に含まれる株式や公社債などの価格変動によって日々変動いたします。

キャピタル・ゲイン

株式等有価証券の値動きにより投資元本(=キャピタル)自体の価値は変動しますが、値上がりによる収益をキャピタル・ゲインといい、反対に値下がりによる損失をキャピタル・ロスといいます。投資信託の収益は、インカム・ゲインとキャピタル・ゲインの2つに大別することができます。

グロース投資(ぐろーすとうし)

成長が期待できる企業(銘柄)の株式に投資する手法のことです。成長性の高さから、市場平均と比べて株価収益率(PER)が高く、配当利回りが低いという傾向があります。

公社債投資信託(こいうしゃさいとうししんたく)

投資信託約款上、運用対象に株式を一切組入れない投資信託のことをいいます。公社債、CP(コマーシャルペーパー)、CD(譲渡性預金)やコールローン等短期金融商品を中心に運用されます。MMFMRFが該当します。

購入時手数料(販売手数料)(こうにゅうじてすうりょう(はんばいてすうりょう))

投資家が投資信託を購入する際に販売会社に支払う費用を指します。

個別元本(こべつがんぽん)

税法上の取得価格のことをいいます。

受益者(お客さま)ごとの個別元本は、当初購入時の基準価額になります。個別元本は以下の場合は修正されますので、お送りする書類の個別元本の欄は特にご注意ください。

同一ファンドを複数回購入した場合(分配金の再投資も含む)には、その都度個別元本の変更(移動平均による再計算)を行います。

元本払戻金(特別分配金)が発生した場合は、個別元本の変更(個別元本-元本払戻金(特別分配金))を行います。

個別元本制度は200041日より実施されました。制度移行前から保有されているファンドについては、2000331日の平均信託金が個別元本となります。

サ行

債券(さいけん)

国や企業などが資金を借りるために発行する証券です。償還(満期)時には元本(資金)が返済されます。保有期間中に金利が変動すると債券の価格も変動します。ただし、国や企業の信用力により、当初の約束が履行されないケースもあります。

シャープ・レシオ

リスクに対してリターンがどのくらいかを計る指標で、多くの評価会社が評価指標として採用しています。米国のシャープ博士が考案したのでこのように呼ばれています。

収益分配金(しゅうえきぶんぱいきん)

ファンドの決算期に運用によって得た収益を、目論見書・約款で定めている収益分配方針もとづいて受益者に支払われる分配金を指します。収益分配金には、税法上の課税扱いとなる「普通分配金」、非課税となる「元本払戻金(特別分配金)」があります。

受益者(じゅえきしゃ)

投資信託の保有者のことです。受益者には、保有する口数に応じて、収益分配金や償還金に対する請求権、解約(換金)請求権等の権利があります。

受託会社(じゅたくがいしゃ)

お客さまのご資産(信託財産)を安全に保管・管理する役割を担います。また、運用会社の指図通りに有価証券の売買事務を執行します。

純資産総額(じゅんしさんそうがく)

投資信託に組み入れられている株式や債券等の金融商品の時価総額からコスト等を差し引いたものです。

償還(しょうかん)

債券や投資信託が満期を迎え、投資家にお金を返還することです。

信託期間(しんたくきかん)

投資信託が設定(運用開始)されてから、償還(運用終了)までの期間をいいます。

信託財産留保額(しんたくざいさんりゅうほがく)

投資信託をご解約またはご購入する場合に、信託財産に留保していただく金額です。ご解約に際しては、組み入れられている資産を売却する必要がありますが、その際生じる売買委託手数料などの費用を受益者間で公平に負担するという考えにもとづき設けられているものです。例えば、国内MMF30日未満で解約した場合は、10,000口につき10円かかるといったものです。

信託報酬(しんたくほうしゅう)

投資信託の運用・管理にかかる費用で、信託財産の中から運用会社・販売会社・受託銀行へ支払われます。信託報酬は、基準価額を算出する際に日々差し引かれます。

タ行

単位型投資信託(たんいがたとうししんたく)

追加設定を行わない有期限の投資信託で、定期的に同一内容の投資信託を設定する定時設定型投信と随時設定を行うスポット型投信があります。

追加型投資信託(ついかがたとうししんたく)

当初募集期間、または運用開始後にかかわらず、いつでも購入可能な投資信託のことです。運用開始後は時価である基準価額で購入します。

定期引出(ていきひきだし)

ファンドの決算時に発生する分配金のお受取方法が、「分配金再投資コース」のみのファンドの場合で、分配金を再投資せずに、税金を差し引いたうえでお客さまの指定口座にご入金する取扱いのことです。

デフレ、デフレーション

物価が下がり続ける現象のこと。デフレが続くと経済活動が縮小していく可能性があります。

デュレーション

金利の変動に対して、債券価格がどれだけ変動するのかを見る指標です。デュレーションは、期間だけでなく、利子収入も加味した指標です。デュレーションが大きいほど、金利変動に対する債券価格の変動が大きくなり、デュレーションが小さいほど、債券価格の変動が小さいことを示します。

投資信託説明書(交付目論見書)(とうししんたくせつめいしょ(こうふもくろみしょ))

金融商品取引法にもとづき、ファンドごとに委託会社(運用会社)によって作成される説明書です。運用の基本方針、費用と税金、募集要項など重要な事項が記載されています。投資信託説明書(交付目論見書)は千葉銀行本支店等にご用意しています。投資信託の販売に際し、お客さまにあらかじめまたは同時に投資信託説明書(交付目論見書)をお渡しいたしますので、お受取りになられましたらよくお読みください。

投資信託約款(投資信託約款)

委託会社と受託会社の間において締結する投資信託契約の内容を規定しているものをいいます。委託会社および受託会社の業務、受益者の権利、受益権、投資信託財産の運用・評価・管理、収益の分配、信託期間・償還等を規定しています。

騰落率(とうらくりつ)

基準価額の値上がり(または値下がり)の率を意味します。

3か月、6か月、1年といった一定の期間において、基準価額が何%上昇(または下降)したかを表示したものです。騰落率によって過去の運用成績を把握することが可能です。

特定口座(とくていこうざ)

特定口座とは、販売会社がお客さまに代わって譲渡損益等を計算し、「年間取引報告書」を作成することにより、確定申告の煩雑なお手続きやご負担を軽減するためにつくられたしくみです。源泉徴収あり口座を選択された場合は、原則確定申告が不要となります。

元本払戻金(特別分配金)(がんぽんはらいもどしきん(とくべつぶんぱいきん))

追加型投資信託において収益分配金が支払われた際、分配落ち後の基準価額が受益者の個別元本を下回る部分に相当する金額を元本払戻金(特別分配金)といい、非課税となります。

トータルリターン

投資信託を購入してから評価時点までにおいてどの程度得をしたのか損をしたのかを示す指標のことです。

ドルコスト平均法(どるこすとへいきんほう)

「一定の金額を」、「定期的に」購入し、平均購入単価を平準化させることにより、低く抑える効果を期待する投資手法です。

ハ行

パッシブ運用(ぱっしぶうんよう)

投資信託の投資信託財産を運用するにあたって、あらかじめ決められた目標であるTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価といった各種指数に連動する運用成果を目指す運用スタイルのことをいいます。インデックス・ファンドやETFの運用手法が該当します。

バランス型(はらんすがた)

1つの資産だけではなく、株式や債券、リート(不動産投資信託)など、複数の資産に投資する運用スタイルをいいます。

バリュー投資(ばりゅーとうし)

企業の利益、配当、資産などの本来の価値に比べて、株価が割安な銘柄に投資する手法のことです。割安の判断には、株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)、配当利回りなどの指標が用いられています。

販売会社(はんばいがいしゃ)

投資信託の販売を行う会社をいいます(銀行や証券会社・生保・損保等の金融機関)。販売会社は、募集・解約(換金)の取扱いの他、投資信託契約の一部解約に関する事務、収益分配金・償還金の支払に関する事務等を行い、投資信託に関する投資家の窓口となります。

普通分配金(ふつうぶんぱいきん)

追加型投資信託において収益分配金が支払われた際、分配落ち後の基準価額が個別元本と同額または上回る場合には全額が普通分配金となり、所得税・地方税がかかります。

分配金再投資コース(ぶんぱいきんさいとうし)

決算日に支払われるファンドの分配金を、同一ファンドに再投資する仕組みです。分配金を再投資する「分配金再投資コース」と分配金を受取る「分配金受取コース」の2種類があり、ファンド申込時に選択することができます(いずれか一方のみのファンドもあります)。

分別管理(ぶんべつかんり)

受託会社(信託銀行)が、自行の財産とは区別して投資信託の信託財産を管理することをいいます。

ベンチマーク

資産運用の世界で、運用を評価するために使う比較の基準のことをいいます。通常は日経平均株価やTOPIX等代表的な株式や債券等の指数を使います。

ボラティリティ

株式や為替、外貨などの価格変動商品における価格の変動性を指します。度合いは高低で表現され、「ボラティリティが高い」とは、価格の変動性が大きいことを指します。

ラ行

REIT、リート

Real Estate Investment Trustの頭文字をとったもので、不動産投資信託のことです。多数の投資家から集めた資金等により不動産を購入し、購入した不動産の管理・運営等を行います。賃料や売却益等の収入から経費を差し引いて残った利益の大部分を配当として投資家に還元します。J-REIT(ジェイリート)は日本の不動産投資信託のことです。

リスク

投資の世界では、価格変動の大きさのことを指します。一般的に、リスクの低いものはリターンも低く、リターンの高いものはリスクも高くなります。

リターン

投資の結果得られる収益のことをいいます。