金蔵:最近、老後2000万円問題とか資産運用についての話をよく聞くけど、そもそも資産運用する必要があるの?
投士:確かに最近、資産運用に関する話をよく聞くね。NISAとかiDecoという言葉もどこかで聞いたことがあるでしょ?老後2000万円問題の話はまたあとでするとして、この報告書は金融担当大臣の諮問機関である金融審議会から出されたものだけど、残念ながら国会でも2000万円ばかりとりあげられ肝心な金融サービスに対する環境整備の在り方などについて取り上げられる場面はほとんどなかったね。国会議員のぼんくら加減がよくわかるね。
ただ、この報告書がでてから、ネット証券に口座の申し込みが殺到したりと、資産運用について関心を高めるのにはかなり効果があったみたい。
資産運用が必要かどうかは当然人によるよね。だって今腐るほどお金があって一生遊んで暮らせる人ならわざわざリスクをとって資産運用なんてしなくても大丈夫でしょ。
金蔵:そりゃそうだけど、そんな人まずいないでしょ?
投士:確かに(笑)じゃ、具体的にイメージしてもらおうかな。
まず、60歳になった時の自分をイメージしてみて。仮に金蔵君が60歳で定年退職して、住宅ローンも完済していたとしたら手元にどれくらいのお金があれば安心する?
金蔵:考えたことないな~
投士:考えろやー!
金蔵:そうだな、1,000万円くらいあれば安心かも
投士:じゃ、次の表をみてもらえるかな
1,000万円のところをみてみると毎月4.6万円を20年間つまり80歳まで取り崩すことができるよ。※1%の1月複利で運用しながら20年間に渡り毎月取崩した場合
金蔵:ガーン!全然足りないなー
投士:しかもこれは1%で回したらという想定だから今の金利から考えるともっと少なくなるね。
金蔵:やばいじゃん!どうすればいいの?俺、人生100年時代だって聞いたから100歳まで生きるつもりだし。。。
投士:いろいろ方法はあるよ。
金蔵:どんな方法?教えてくれー!
投士:まず、これは60歳で定年し後は手持ちのお金を取り崩すというモデルになっているから60歳以降も働き続けることだね。最近は定年延長とかセカンドキャリアを目指して定年のない職業に就いている人もいるよ。
金蔵:60歳は別として、ある程度の歳になったら孫とまったりとした老後をくらしたいなぁ。セカンドキャリアっていってもこれといった資格もないし、何をすればよいかよくわからないし
投士:じゃ、今から資産運用する方法もあるよ。1,000万円をすこしでも増やすことができれば毎月取崩せる金額も多くなるよね。
金蔵:なるほどー。でも、資産運用といわれても何から手を付けてよいかよくわからないんだけど。
投士:僕はそういう人には投資信託をお勧めするよ。
金蔵:とうししんたく??
投士:そう。投資信託は投資のプロにお金の運用をゆだねる(信託する)金融商品なんだよ。
金蔵:もっと詳しく教えて!