銀行預金をせっせとしている皆さんへ
日本人は預金が大好きなのでこの低金利下でもせっせと銀行預金をしている人は少なく ないのではないでしょうか。そうした方にあえて言いたい”ちょっとでも増やすことを考え てみませんか”
でも元本割れは嫌だ。リスクを取りたくない!という人も多いのではないでしょうか。 今回はそんな方に是非お勧めしたい大変お得な商品をご案内します。(こういう言い方をしてくる金融機関は 大体怪しいので注意してください。でもこの記事は信じてもらって大丈夫です。事実しか書 きませんので。)
現在の金利はご存じのとおりマイナス金利の状況ですが、さすがに個人の預金までマイ ナスではありません。しかしながら定期預金でも 0.01%(3年)とほぼ0に近い水準が長らく 続いています。
こんな環境下にあって機関投資家から羨まれている金融商品があります。その名も「個人 向け国債変動金利型10年満期」 商品の概要を簡単に説明すると
・半年ごとに適用利率が変更
・金利の下限は 0.05%
・発効から1年経過すればいつでも中途換金可能
・1万円から購入可能
といった商品です。 この個人向け国債のメリットは
1 国債なので信用度が高い(少なくても銀行よりは高い)
2 変動金利なので仮に将来金利上昇してもある程度追随する
3 最低金利が 0.05%なので銀行預金よりも有利
といった点が挙げられます。ちなみに中途解約については過去2回分の利子相当額× 0.79685 相当を支払うと換金できるので1年(利払い2回)経過すると元本割れはしないので向こう1年使わないお金があるなら銀行に預金するよりも個人向け国債を購入する方が 安全性も利殖性も優れているということになります。 銀行預金の5倍ですよ! 全国の銀行、郵便局、証券会社で購入可能なので手軽に購入することができます。
メリットだけ書くと公平ではないのでデメリットも書いておきたいのですが、募集期間が 決まっていて、いつでも購入できるわけではないということくらいです。ただし、これも毎月 発行されるのでそれほどデメリットと考える必要はないと思います。
ここで、改めて注意すべきこと
以上のように個人向け国債は機関投資家もうらやむ大変有利な金融商品ですが、だから といってこれにだけ投資しておけば安心というものではありません。資産運用はまず目的を 明確にすることが重要です。いくら個人向け国債が優れた金融商品だからと言っても目的が達成できないのではその人の投資商品としては何ら意味がありません。 では、どうしたらよいのか。
まずお金の色分けをしましょう。
①生活費など向こう3か月程 度使う目的が決まっているお金
②一定期間使う予定がないが何かあった時に取り崩して 使うかもしれないお金
③当面使う予定もなく長期運用しても大丈夫なお金
といったようにお金の性格によりまず色分けをしていきましょう。
お金の性格 | 投資先 | 考え方 |
生活費など向こう3か月程度のお金 | 流動性預金等 | いつでも引き出せることが重要。度 |
一定期間使う予定がない将来のためお金 | 定期性預金、個人向け国債等 | 突発的に必要な時も換金でき流動性預金より有利 |
当面使う予定もなく長期運用しても大丈夫なお金 | 投資信託、株式等 | 長期、分散、積立によりじっくりと資産運用 |
資産運用する上では単一の金融資産のみに囚われることなく3つの性格のお金すべて についてどのようなリスク・リターンを期待できるようになっているか見ていくことが重 要です。これをポートフォリオを組むといった言い方をします。