バランスファンドいろいろ
前回、足元のマーケット環境からバランスファンドに投資する優位性について書きましたが、ひと口にバランスファンドといってもその運用スタイルが様々で、どのバランスファンドに投資したらよいのか迷ってしまう人もいることと思います。
今回は、バランスファンドをタイプ別に分類してご紹介してみたいと思います。
なんでもバランスが大事!
1 固定アローケーションタイプ
これは、投資対象資産の配分割合があらかじめ固定化されており、資産の時価の増減によりリバランスするタイプのバランスファンドです。
【代表的な商品】
・野村世界6資産分散投信(安定コース、分配コース、成長コース)
《特徴》
国内および外国の各債券、国内および外国の各株式、国内および外国の各不動産投資信託証券(REIT)を実質的な主要投資対象とします。
《信託報酬》
安定コース:0.62% 分配コース:0.69% 成長コース:0.76%(すべて税抜き)
《信託財産留保額》
なし
《運用会社》
野村アセットマネジメント
・財産3分法ファンド
《特徴》
主として、不動産、債券、株式に投資を行なう投資信託証券に投資を行ない、安定した収益の確保と信託財産の成長をめざします
《信託報酬》
0.95%(税抜き)
《信託財産留保額》
換金時の基準価額に対し0.3%
《運用会社》
日興アセットマネジメント
2 リスクコントロールタイプ
これは、マーケット環境に応じてファンド側で資産配分やキャッシュポジションの見直しを行い、リスク量にコントロールしてくれるタイプです。
【代表的な商品】
・東京海上・円資産バランスファンド
《特徴》
国内の債券、株式、REITを投資対象とし、各資産への配分比率は、日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%を基本としますが、ファンドの基準価額の変動リスクが大きくなった場合には、基準価額の変動リスクを年率3%程度に抑制することを目標として、株式とREITの資産配分比率をそれぞれ引き下げ、その引き下げた部分は短期金融資産等により運用します
《信託報酬》
0.84%(税抜き)
《信託財産留保額》
なし
《運用会社》
東京海上アセットマネジメント
・投資のソムリエ
《特徴》
主に国内外の公社債、株式および不動産投資信託証券(リート)に実質的に投資し、基準価額の変動リスクを年率4%程度に抑えながら、安定的な基準価額の上昇をめざします。
《信託報酬》
1.4%(税抜き)
《信託財産留保額》
なし
《運用会社》
アセットマネジメントOne
3 各投資対象のリスク量を同一にして運用するタイプ
これは各投資対象のリスク量を均一(リスクパリティ)にすることにより、特定の変動要因に大きく左右されることを避けることを目的に、運用を行うバランスファンドです。
【代表的な商品】
・スマート・ファイブ
《特徴》
日本国債、海外債券、グローバル株式、グローバルREIT、金を主な投資対象とし、各資産の基準価額への影響度合いが、5資産の間で概ね均等になるような資産配分戦略(スマート・ファイブ戦略)を用いて、基準価額が、特定の資産から受ける影響を抑えることをめざします。
《信託報酬》
1.0%(税抜き)
《信託財産留保額》
なし
《運用会社》
日興アセットマネジメント
4 その他のバランスファンド
(1)投資対象を評価分析し、マーケット環境により機動的に資産配分を変更
⇒JPM ベスト・インカム
(2)基準価額が一定の基準まで下落した場合は、保証契約によりプロテクトラインとする基準価額を下回ることなく繰上償還
⇒SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチファンド
5 どのタイプを選ぶかはあなた次第
それぞれのタイプの特徴を理解してどのバランスファンドを選ぶかはあなた次第です。それぞれのメリットデメリットを整理すると大体以下の通りになると思います。
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