まずはいいアドバイザーを探そう!
皆さんは、投資信託を購入したいと思った時どこにかいに行きますか?
すでに投資信託を保有していて、投資経験の豊富な人は、コストの安いネット証券から購入するかもしれません。
しかし、初めて購入する人は何を買えば良いかわからず、誰かからアドバイスして欲しいと考える人もいるでしょう。
証券会社はなんとなく敷居が高いし、銀行?郵便局?
投資信託を購入するときは、商品そのものよりもまずどこから購入したら良いのか迷ってしまう人も少なくないと思います。
このことも資産運用を行うううえで大きなハードルになっていることの一つなんです。
コストにこだわり、目論見書の読み方もわかっている人はネット証券が良いと思います。まず、商品も豊富ですし、mアーケットに関する情報もふんだんにあります。
一方で、誰かにアドバイスを受けながら検討したいという人は、まず、良いアドバイザーを見つけることが重要になってきます。
- 良いアドバイザーとは
例えば、洋服であればまずサイズを見て、自分にあったサイズの洋服を探すと思います。その他、価格、デザインなどを比較しながら自分にあった洋服をを選ぶと思います。投資信託はどうでしょうか?
「投資先が決まっていればどれも大差ないでしょ?安いのがいいんじゃない?」
と考えてしまう人が案外多いです。全然違います。投資信託も自分の身の丈にあった商品を選ぶことがとても重要なんです。
そこで良いアドバイザーを見分けるコツを考えてみましょう。まず、「今この商品が売れています」と言う勧誘をしてきたらすぐに椅子を蹴り飛ばして席を立った方が良いです(笑)その、アドバイザーからは良いアドバイスを受けることを到底期待できません。
今、売れ線の商品が自分に合っているなんて全然関係ないことですから
まず、お客さまの投資に対する基本的な考え方、キャッシュフロー(給与等)はどうなっているか、家族の構成はどうか、将来お金を使うイベントがあるか、こういったことをまず確認して来ないアドバイザーは相手にしないことをおすすめします。
- そのアドバイザーのバックボーンを考えてみる。
例えば、証券会社に投資信託の相談に行ったとしましょう。そのアドバイザーは普通、その証券会社の社員だったりします。つまり、お客さまに合ったアドバイスをする必要があると同時に、証券会社の利益のために働くことを求められている人だと言うことを忘れてはなりません。
この2つのことは時としてぶつかり合うことがあります。例えば、購入時手数料の高い商品は、お客さんに取ってはコストの高い商品であり、敬遠したい商品だと思いますが、証券会社にとっては収益性の高い商品であり、販売したい商品ということになります。
そのアドバイザーが本当に自分のためにアドバイスしてくれているのか見極めることが重要なんです。
- 高齢の方は特に分配金の説明に注意
分配金に関する説明も注意する必要があります。最近は年1回決算の商品も以前よりは残高の多い商品が増えてきたので、理解が進んできたように思いますが、それでも今でも毎月決算の商品は人気商品であることに変わりありません。このとき高齢者の方に「年金の代わりになりますよ」なんてセリフを吐いたら嘘をつくな!と怒鳴りつけてやりましょう。投資信託の分配金は毎期出すことを約束するものではありません。この話を本気にして、もしも分配金が出なくなったら大変なことになります。
- 基準価額の下がった今が買い時ですよ
これも注意しなくてはいけないセリフです。なぜならば、こういう勧誘をしてくるということは長期投資を前提にしていないということです。そのアドばアイザーが本当に買い時、売り時がわかっていたら、私なら自分で資産運用してHow To本で書いて組織から解放された働き方をします。買い時、売り時なんて誰もわからないのです。
資産運用を始める最初の一歩はまず良いアドバイザーを探すことが重要なのです。