こういう環境だからこそファンドの良し悪しが見えてくる

どうも金蔵です。金蔵って誰よ?と思われた方も多いと思います。実は私もすっかり忘れていました。このHPのトップページの「資産運用って本当に必要なの?」のところに金蔵というキャラクターが出てきたことをすっかり忘れていました。

 

今回は金蔵が、現下のコロナウイルスの影響で、マーケットが停滞する中でファンドの良し悪しが見えてくるという話をしたいと思います。

 

金蔵がバランスファンドをおすすめする理由は、”手軽に分散投資ができるから”なんだけど、もう少し原点に戻ってなぜ分散投資がいいのか考えてみよう!

(こじつけに近いですがバランスファンドのイメージです)

 

分散投資の効果は、例えば株が値下がりしたときに逆相関の性質を持つ債券が値上がりすることによってポートフォリオ全体としては安定的な運用が可能になるからという考え方に基づくものです。バランスファンドを保有するメリットはここにあるといっても過言ではありません。

 

○ バランスファンドの分散投資にも限界がある?

 

この分散投資効果を期待したバランスファンドですが、過去のデータを見るといつも分散効果が期待できるとは限りません。このことについては、三菱アセット・ブレインズの記事「MAB投信だより コロナショックのインパクトとバランスファンドの相関関係の変化(2月21日~3月27日時点)」 に詳しく解説されているので詳細についてはそちらにお任せすることとしますが、現下の状況を見ても、債券も株式もREITも同時に下落する局面があり、常に分散投資による効果を得られている状況とはいいがたいのではないかと思います。

 

4月13日の日経新聞電子版「分散投資が効かない 人気ファンドにコロナの誤算」でもバランスファンドの種類によりその騰落率に大きな差が出ていることを記事にしています。このようにマーケットがクラッシュしてしまったときは投資資産は平常時の動きをしないことがあるので、なかなか理論通りの動きを示さないということも一方でよくあることです。

 

○ バランスファンドの歴史はマーケットクラッシュ時との闘い

リーマンショック時も今回と同様のことが起き、債券と株式が同時に値下がりするということを経験してきました。

このことから第2次バランスファンド創生時(金蔵が勝手にそう呼んでいる)には、こいったすべての投資対象資産が値下がりするリスクを少しでも和らげる工夫としてリスクコントロール型のファンドが考え出されました。

いわゆるアクティブアロケーション型ファンドと呼ばれるものがそれに当たります。

 

○ アクティブアロェーション型ファンドいろいろ

 

一口にアクティブアロケーション型ファンドと言ってもその内容は一言では言い表せないほどたくさんあります。その一例は以前の記事「バランスファンドいろいろ」を参照してもらえればと思います。

 

~こういう環境だからこそ見えてくるものがある~

「バランスファンドいろいろ」で紹介したファンドはそれぞれリスクコントロールの手法が違いますが、マーケット回復時には当初のコンセプトのとおりの動きに戻り、多少の優劣はあるものの一定の基準価額の回復が見て取れます。

2月から直近までの基準価額の動きをまとめてみました。

さて、これらのファンドの基準価額の動きを見て皆さん何か読み取れますか?

 

ちょうど3月19日のところに縦の線を引きましたが、これはこの日を境にマーケットが若干回復してきたターニングポイントです。

ほとんどのファンドは、直近の基準価額は3月19日よりも高い価額となっています。しかし、SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチファンド(太線)だけは3月19日の基準価額を下回っています。しかも足もとはマーケットに関係なく上がりも下がりもしません。なぜでしょうか?

SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチファンドは運用が常にプロテクトラインを上回ることを目的として運用されますが、基準価額がプロテクトラインを下回るとプロテクトラインの価額で償還するという特徴を持ったファンドです。つまりプロテクトライン(当初は9000円に設定)は保証されているということになります。ちなみに、「保証」されているわけですから当然、コストとして保証料(年率0.22%)がかかります。

ファンドは投資対象資産割合を機動的に変えながら運用するタイプですから、プロテクトラインに近づいてくると当然リスク水準を下げて保守的な運用をしようとします。直近の月報を見ても債券を5%組み入れたほかは短期金融資産が95%という割合になっています。ほぼリスクを取っていない(取れない?)状況になっています。

こういう状況もあってか、つい最近ファンドの信託報酬の引き下げを発表しました。私に言わせればほとんど運用していない状況であるのにかかわらず、税込みで0.957%の信託報酬がかかるってちょっとおかしくないかと思います。債券5%だけの運用でこの信託報酬を賄うだけのリターンはまず期待できないのではないでしょうか?

リスクを抑えているということは一方でリターンも今後期待できないということでこのファンドは今後信託報酬を支払うだけのファンドになってしまっているかもしれません。

こういった、マーケットが大きく落ち込んだ時こそ、そのファンドのコンセプトが永続的なものかどうかを見極める良い機会ということもできるのではないでしょうか。

 

 

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