投資初心者に私がおすすめするファンドはこれだ!
前回、投資信託に投資するにあたって、気を付けなくてはならないこととして、
①信託報酬が安いファンドを選ぶ
②インデックスを組み合わせたバランスファンドを選ぶ
③複数のコースが用意されていて各コース間でスイッチング(無手数料または割り引いた手数料でのファンドの乗換え)ができるものを選ぶ
④純資産残高はできるだけ大きいものを選ぶ
の4項目上げました。
この条件をクリアしたらいよいよ個別のファンド選びです。
1 ファンドを絞り込む
まず、購入するファンドを決定するにあたり、私がよく使うモーニングスターのHPで絞り込む方法を紹介します。
モーニングスターHP( https://www.morningstar.co.jp/ )にアクセス
ページトップの「投資信託」をクリック
ページ中の「かんたんファンド検索」をクリック
「さっそくポートフォリオを組んでみる」をクリック
画面の案内に従い一括購入か積立購入か選択し必要事項を入力します。以下は積立の場合を例に入力していきます。
仮に毎月1万円を10年間積立て、135万円を目標に運用するパターンで入力してみました。
各資産クラスごとに信託報酬の低い順またはパフォーマンスの高い順に個別ファンドが提案されます。
ここで注意が必要です。信託報酬の低い順またはパフォーマンスの高い順どちらを選んだとしても第一関門の4条件をクリアできているとは限りません。何よりも複数のファンドを個別に購入する場合①管理が煩雑になる②値動きにより増減が生じた場合、自分でリバランス(基本割合に戻すための売買)をする必要があるなど個人で管理すりには無理がありあまりお勧めできません。
2 ズバリ!私のお勧めファンドはこれ
初めて投資信託を購入する場合、あまりにも数が多く、似たような名前のファンドがたくさんあるのでよくわからない人も多いのではないでしょうか。そこで、「投資信託」「安定」「成長」といった言葉でまずはググってみましょう。
「安定」「成長」という言葉を入れるのは複数のコースを用意しているファンドは「安定コース」「安定成長コース」「成長コース」(または積極コース)といった名前のものが多いからです。
いくつか出てくると思いますが、その中から私がお勧めするファンドをご紹介します。
【ノーロード 明治安田 5資産バランス(安定)】
まずなにより信託報酬が安い上に名前にある通りノーロードということで低コストを実現しています。その上、シャープレシオが1年で0.74、3年で0.85と非常に優秀です。販売会社がネット証券中心で少ないため残高が大きくないですが、このファンドはファミリーファンド方式ですのでマザーファンドのファンド規模は十分な大きさなので運用効率の観点からも問題ありません。
【JP 4資産バランスファンド安定コース】
販売会社がゆうちょ銀行となっていますので、近くの郵便局で直接説明を受けることができます。投資において一番重要なことは自分が投資しているファンドの内容を理解できることです。そういう意味では投資対象も内外の債券、株式の4つに限定されており、日々の情報収集が容易です。インターネットで購入するとこちらもノーロードで購入することができます。
まずは少額でも初めてみることが一番の勉強になります。わからないことがあれば目論見書に運用会社のコールセンターの番号が載っていますので電話して聞いてみるのも一つの手です。私も何度も使ったことがありますが、どこの運用会社も丁寧に説明してくれます。